Java初心者のための基本文法(その3)
Java入門クラス・メソッド編
こんにちは、今回はクラス・メソッドについて書いていきます。
まず、クラスとは簡単に言うと設計図みたいなものです。
よく入門書ではクラスの説明を車を使って行うことが多いので、
今回も車を使って説明したいと思います。
class クラス名 {
フィールド
メソッド
}
上記がクラスの書き方になります。
クラスが設計図なので、クラス名をCarクラスとしましょう。
フィールドとはクラスの状態を表すものです。
メソッドはクラスの振る舞いを表します。
まあ、簡単に言うとフィールドが車の大きさや色などの状態を保持して、
メソッドが走る・止まる・飛ぶ!?等の動きを表します。
ということで、これらを踏まえて車クラスを作ってみると、
class Car {
private String color;
private int height;
private int width;
public Car(String color, int height, int width) {
this.color = color;
this.height = height;
this.width = width;
}
public void show() {
System.out.println(color);
System.out.println(height);
System.out.println(width);
}
public void run(int speed) {
System.out.println(color + "の車が" + speed + "キロで走っている。");
}
}
上記のようなクラスを作りました。
フィールドとして color、height、width情報を保持しています。
また、メソッドとしてshow、runメソッドを保持しています。
showメソッドはフィールドの情報を表示、runメソッドは引数の値に文字を連結して表示します。
public、privateというのがフィールドやメソッドの前についていますが、
これはアクセス修飾子といものでアクセス制限ができます。
privateの場合は同じクラス内しかアクセスできず、publicは違うクラスでもアクセス可能です。
それでは、上記のクラスを呼び出すクラスを作成します。
public class Test {
public static void main(String[] args) {
Car instance = new Car("赤", 100, 200);
instance.show();
instance.run(30);
}
}
Car instance = new Car("赤", 100, 200);の部分でCarクラスをインスタンス化しています。
インスタンス化というのは、設計図から実際に車を作るイメージです。
引数に"赤", 100, 200を渡すとその引数のコンストラクタが呼び出されます。
これで、赤色で、高さが100、幅が200の車が作成されました。
メソッドを呼び出すときは先ほど作成したインスタンスに"."メソッド名で呼び出します。 ちなみに、実行結果は
赤
100
200
赤の車が30キロで走っている。
となります。
では、これでJavaの基本文法はひとまず終了です。
以上